火道とは?
かどう
火道とは、地下のマグマが地表の火口へと上昇する通路となる岩石中の管状・裂目状の構造のことです。
火道(conduit)は、火山の地下深部にあるマグマ溜まりと地表の火口をつなぐ通路であり、噴火の際にマグマ・火山ガス・火山砕屑物が通過する経路です。
火道の形状は火山の種類や地質構造によって異なり、管状(円筒形)のものや裂け目状(フィッシャー)のものがあります。一般的に直径は数メートルから数十メートル程度ですが、大型火山では数百メートルに達する場合もあります。
火道の役割と関連する現象には次のようなものがあります。
- マグマが火道を上昇する速度が噴火の様式に影響する(急速な上昇は爆発的噴火を引き起こしやすい)
- 火道内でマグマが固結すると火道岩(溶岩栓)となり、噴火口を塞ぐことがある
- 噴火が繰り返される火山では、火道が固定化されて顕著な地質構造を形成する
- 侵食によって火道岩が露出した地形をネックと呼ぶ
火道の監視は火山学において重要であり、地震波や電磁気探査、合成開口レーダー(SAR)などを用いてその状態や変化を把握することが、噴火予知の手がかりになります。
使い方・例文
火山の噴火前後に「火道が開いた・閉じた」という表現が使われ、噴火の活発さやマグマの上昇状況を説明する文脈で登場します。
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