マグマ溜まりとは?
まぐまだまり
マグマ溜まりとは、火山の地下に存在するマグマが集積・貯留されている領域のことで、火山活動のエネルギー源となります。
マグマ溜まり(magma chamber)は、火山の地下数キロメートルから数十キロメートルの深さに存在し、溶けた岩石(マグマ)が集積・貯留される領域です。火山噴火のエネルギー源であり、マグマの組成変化・分化・混合が起きる場所でもあります。
マグマ溜まりの特徴として以下の点が挙げられます。
- 形態と規模:数十立方キロメートルから数千立方キロメートルに及ぶものまであり、完全に溶融した状態ではなく、結晶と融体(メルト)が混在するスラッシュ状であることが多い。
- 圧力と揮発成分:マグマには水・二酸化炭素・硫黄などの揮発成分が溶け込んでおり、圧力が下がると発泡して噴火を引き起こす駆動力となる。
- マグマの分化:溜まりの中で結晶が沈降・浮遊することで組成が変化し、より酸性質(シリカに富む)なマグマが生まれる過程が起きる。
マグマ溜まりの存在は地震波トモグラフィーや地表変動(地殻変動・GPSデータ)の解析によって間接的に確認されます。カルデラ火山のような超巨大噴火は、巨大なマグマ溜まりの急激な排出によって引き起こされると考えられています。イエローストーンやカルデラ式火山の監視では、マグマ溜まりの状態把握が重要な課題となっています。
使い方・例文
桜島や富士山などの活火山の地下にはマグマ溜まりが存在し、地震計やGPS観測によってその膨張・収縮を継続的に監視することで、噴火の前兆現象の検知に役立てられています。
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