急性喉頭蓋炎とは?
きゅうせいこうとうがいえん
急性喉頭蓋炎とは、喉の奥にある喉頭蓋が急速に腫れ上がり、気道閉塞を起こす可能性のある緊急性の高い感染症です。
急性喉頭蓋炎(acute epiglottitis)は、気道の入口を覆う弁状の軟骨組織である「喉頭蓋(こうとうがい)」に細菌やウイルスが感染し、急激な炎症・腫脹を引き起こす疾患です。
最大の問題は、腫れた喉頭蓋が気道を塞いでしまうことで、重篤な場合は窒息に至る危険があります。かつてはインフルエンザ菌b型(Hib)が主な原因菌でしたが、Hibワクチンの普及により小児での発症は激減し、現在は成人患者が相対的に増加しています。
主な症状は次のとおりです。
- 急激に始まるのどの強い痛み・嚥下痛
- 発熱(高熱になることが多い)
- 含み声(声がこもって聞こえる)
- 呼吸困難・喘鳴(ゼーゼーした呼吸音)
- よだれが飲み込めず口の外に出る
診断には喉頭鏡や内視鏡による直接観察が必要ですが、気道刺激による痙攣リスクがあるため慎重に行います。治療は抗生剤投与が基本で、気道確保が困難な場合は気管挿管や気管切開が必要となることもあります。迅速な対応が予後を大きく左右する緊急疾患です。
使い方・例文
発熱とのどの激痛が突然始まり、唾液が飲み込めずよだれが出てくるような場合は急性喉頭蓋炎を疑い、速やかに救急受診することが求められます。
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