炎症とは?
えんしょう
炎症とは、体が外敵や傷害に対して免疫反応を起こし、修復しようとする生体防御の仕組みのことです。
炎症とは、細菌・ウイルス・異物の侵入や、物理的・化学的な傷害に対して体が示す防御反応のことです。患部が赤くなる(発赤)、熱を持つ(熱感)、腫れる(腫脹)、痛む(疼痛)という4つの徴候が古くから「炎症の四徴」として知られています。
炎症が起きるメカニズムは次のようなものです。組織が傷つくと、免疫細胞や傷ついた細胞からヒスタミン・プロスタグランジンなどの化学物質(炎症メディエーター)が放出されます。これらが血管を拡張させ血流を増やすとともに、白血球を患部に集めて細菌の排除や組織の修復を促します。この過程で生じるのが、赤み・腫れ・熱・痛みです。
炎症は持続期間によって2種類に分けられます。
- 急性炎症:数日〜数週間で治まるもので、傷の治癒や風邪による喉の腫れなどが典型例です。
- 慢性炎症:長期間にわたって炎症が持続するもので、関節リウマチ・炎症性腸疾患・動脈硬化などに関係します。
炎症は本来、体を守る重要な仕組みですが、過剰・長期化すると周囲の組織を傷つけることもあります。消炎鎮痛薬(NSAIDs)やステロイド薬などが炎症の抑制に使われますが、使用には医師の指導が必要です。
使い方・例文
転んで擦り傷を作ったあと、患部が赤く腫れて熱を持ち痛みを感じるのは炎症反応が起きているサインです。これは体が傷口を修復しようとしている正常な反応です。
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