化膿性関節炎とは?
かのうせいかんせつえん
化膿性関節炎とは、細菌が関節内に侵入して感染・化膿を起こす疾患で、急激な関節の痛み・腫れ・発熱を伴い、迅速な治療が必要です。
化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん)とは、細菌(主に黄色ブドウ球菌・連鎖球菌・淋菌など)が関節腔内に侵入・増殖し、関節滑膜に急性の化膿性炎症を起こした状態をいいます。整形外科的な救急疾患の一つで、迅速な診断と治療が関節機能の温存に直結します。
感染経路は複数あります。
- 血行性感染:菌血症(血液中に細菌が存在する状態)から血流を介して関節に到達する(最多)
- 直接感染:外傷・手術・関節注射の際に直接菌が侵入する
- 隣接感染:骨髄炎など近傍組織からの波及
症状は急激に発症する関節の激痛・腫脹・熱感・発赤と、全身の発熱・悪寒です。股関節・膝関節・肩関節などの大きな関節に多く発生します。診断には関節穿刺(関節液の採取・培養・白血球数の計測)が不可欠で、血液検査では炎症反応(CRP・白血球数)の著明な上昇を認めます。
治療は原因菌に応じた抗菌薬の全身投与と、関節内の洗浄・排膿(穿刺または手術的デブリードマン)が基本です。治療が遅れると関節軟骨が急速に破壊され、不可逆的な関節損傷や強直が残るため、疑いがあれば緊急対応が求められます。
使い方・例文
発熱と急激な膝関節の腫れ・痛みで来院した患者に関節穿刺を行い、混濁した関節液から細菌が検出された場合、化膿性関節炎と診断されて緊急手術・洗浄が行われます。
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