モウドクフキヤガエルとは?
もうどくふきやがえる
モウドクフキヤガエルとは、コロンビアなど南米に生息する世界最強クラスの毒を持つカエルで、鮮やかな体色で毒を警告する小型の両生類です。
モウドクフキヤガエル(学名:Phyllobates terribilis)は、ヤドクガエル科に属するカエルで、コロンビア西部の熱帯雨林に限定的に分布しています。英語では「Golden Poison Frog(黄金の毒ガエル)」と呼ばれます。
体長は約4〜5センチと小型ですが、その皮膚に含まれるバトラコトキシンは、非タンパク質性毒素の中でも最強クラスとされており、微量でも神経・筋肉に致命的なダメージを与えます。コロンビアの先住民エンベラ族は伝統的にこのカエルを触れさせることで吹き矢の先端に毒を塗り、狩猟に使用してきました(「フキヤガエル」の名はここに由来)。
体色は通常、鮮やかな黄色・橙色・緑色などで、これはアポセマティズム(警告色)として機能し、捕食者に毒の存在を知らせます。
- 毒は食物(特定の節足動物など)由来とされており、飼育下では無毒か毒性が非常に低下する
- 性質はおとなしく、積極的に攻撃することはない
- 繁殖行動では雌が数個の卵を産み、雄が世話をする
生息地の熱帯雨林の縮小により、野生個体数への影響が懸念されています。鮮烈な体色と生物学的な特異性から、研究対象としても注目される存在です。
使い方・例文
モウドクフキヤガエルは生物の授業や毒の研究事例として取り上げられることが多く、「世界で最も毒が強いカエル」として動物図鑑や自然科学番組でも紹介されます。
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