神経とは?
しんけい
神経とは、電気信号を使って脳・脊髄と全身の各器官の間で情報を伝える繊維状の組織で、人体の情報通信ネットワークの役割を果たしています。
神経とは、神経細胞(ニューロン)が集まって束になった組織で、体内の各部位と脳・脊髄(中枢神経系)の間で電気信号や化学信号を伝える役割を担っています。人体は脳と脊髄からなる「中枢神経系」と、そこから全身に広がる「末梢神経系」に大きく分けられます。
末梢神経系はさらに次のように分類されます。
- 体性神経:皮膚・筋肉・関節からの感覚を脳に伝える感覚神経と、脳からの命令を筋肉に伝える運動神経で構成されます。
- 自律神経:意識とは無関係に心臓・消化器・血管などの内臓を調節します。活動時に優位になる「交感神経」と休息時に優位になる「副交感神経」がバランスを保っています。
神経の基本単位であるニューロンは、細胞体・樹状突起・軸索(神経繊維)から構成されます。軸索には電気信号の伝達を速める髄鞘(ミエリン鞘)に包まれたものが多く、信号は最大で秒速100m以上で伝わります。ニューロンとニューロンの接続部をシナプスといい、ここでは神経伝達物質(ドーパミン・セロトニンなど)が化学信号として情報を受け渡します。
神経が損傷されると、感覚の消失・麻痺・痛みなどの障害が生じます。神経に関わる病気には、アルツハイマー病・パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)などがあり、医学研究が盛んに進められています。
使い方・例文
手術後に「神経を傷つけないよう慎重に切開しました」と医師から説明を受けるように、神経は医療現場で特に注意が払われる組織です。
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