ノミとは?
のみ
ノミとは、哺乳類や鳥類に寄生して血を吸う、翅のない小さな昆虫のことです。
ノミは昆虫綱ノミ目に属する小型の外部寄生虫で、体長は1〜3ミリメートルほどです。翅(はね)を持たず、代わりに強力な後脚を持ち、体長の数十倍もの距離を跳び越えることができます。体は左右に扁平で、宿主の体毛の間を素早く移動できる形に特化しています。
ノミは完全変態をする昆虫で、卵・幼虫・蛹(さなぎ)・成虫の4段階を経て成長します。成虫は宿主の血液を栄養源とし、宿主の体に産みつけた卵は周囲の環境(床・カーペット・砂など)に落下して孵化します。幼虫は有機物のかすなどを食べて育ち、繭を作って蛹になります。
世界には2,000種以上のノミが存在し、主な種類には以下のものがあります。
- ネコノミ(最も一般的で、猫・犬・人間に寄生)
- イヌノミ(犬に多く寄生)
- ヒトノミ(人間に寄生するが現代では減少)
- スナノミ(熱帯地域に分布、皮膚に潜り込む)
ノミの刺咬は激しいかゆみを引き起こすほか、アレルギー性皮膚炎や貧血の原因にもなります。また、ペスト菌を媒介することで歴史的に大流行を引き起こした感染症の伝播者としても知られており、公衆衛生上も重要な害虫です。ペットを飼う家庭では定期的なノミ対策が欠かせません。
使い方・例文
犬や猫を飼っている家庭で、ペットが頻繁に体を掻いている場合、ノミに感染している可能性があり、動物病院での駆除が必要になります。
この用語をシェア
最終更新: