タクロリムスとは?
たくろりむす
タクロリムスとは、臓器移植の拒絶反応抑制やアトピー性皮膚炎の治療に用いられる免疫抑制薬です。
タクロリムスは、土壌細菌Streptomyces tsukubaensisから発見されたマクロライド系の免疫抑制薬です。T細胞の活性化に必要なカルシニューリンという酵素を阻害することで、サイトカイン(特にインターロイキン-2)の産生を抑制し、免疫応答を強力に抑えます。
主な使用場面は以下のとおりです。
- 腎臓・肝臓・心臓などの臓器移植後の拒絶反応抑制(経口・注射)
- 中等症〜重症のアトピー性皮膚炎(外用薬として塗布)
- 難治性の自己免疫疾患の治療補助
全身投与では腎毒性・神経毒性・血糖上昇などの副作用があり、血中濃度を定期的に測定しながら使用します。一方、外用薬(タクロリムス軟膏)は皮膚への局所作用が主体で、ステロイド外用薬では副作用が問題となる顔面・頸部などにも使用できるため、アトピー性皮膚炎治療の重要な選択肢となっています。
使い方・例文
肝移植を受けた患者が拒絶反応を防ぐために毎日服用する免疫抑制薬として、タクロリムスはシクロスポリンとともに代表的な薬剤です。
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