キリギリス科とは?
きりぎりすか
バッタ目に属する昆虫のグループで、強靱な後脚と長い触角を持ち、草地や林縁に生息する科です。
キリギリス科(学名:Tettigoniidae)は、バッタ目(直翅目)に属する昆虫の科で、世界に6,000種以上が知られる大きなグループです。日本ではキリギリス・クツワムシ・ウマオイ・ヤブキリなどが代表的な種として知られています。
キリギリス科の主な特徴は次の通りです。
- 体長より長い糸状の触角(長触角類)を持つ
- 後脚が発達しており、跳躍に優れる
- 雄は前翅の特殊な構造(翅脈)を摩擦させることで鳴き声を出す
- 雌には産卵管が発達している
鳴き声は種ごとに異なる独特のリズムとパターンを持ち、雄が雌を引き寄せるために発します。日本では「ギーッ、チョン」というキリギリスの鳴き声が夏の風物詩として親しまれており、古典文学にも登場します。食性は雑食性のものが多く、植物の葉や茎のほかに小昆虫を捕食する種もいます。
生息環境は草地・田畑・林縁・山地と多様で、種によって好む環境が異なります。イソップ寓話の「アリとキリギリス」に登場するキリギリスはヨーロッパ原産の種で、日本のキリギリスとは別種ですが、同じキリギリス科に属します。農業害虫となる種がある一方で、生態系において植物や小動物の個体数調整に貢献する役割も担っています。
使い方・例文
「夏の草むらを歩いていると、キリギリス科の昆虫が鋭い鳴き声を上げながら草の間を飛び跳ねるのを見かけた」という場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: