クツワムシとは?
くつわむし
クツワムシとは、「ガチャガチャ」という大きな鳴き声で知られる、秋の夜に活発に鳴くキリギリスの仲間の昆虫です。
クツワムシ(轡虫、学名:Mecopoda nipponensis)は、バッタ目キリギリス科に属する昆虫です。体長は約40〜50ミリと昆虫の中では大型で、体は緑色または褐色です。名前は「ガチャガチャ」「ガシャガシャ」という鳴き声が、馬の口輪(轡、くつわ)の音に似ていることに由来します。
クツワムシはその鳴き声の大きさでよく知られています。オスは翅を擦り合わせて発音し、その音量は昆虫の中でも特に大きな部類に入ります。活動は主に夜間で、低木の葉や草の上で鳴きながら活動します。日没後から夜遅くまで「ガチャガチャ」と続けて鳴くため、秋の夜の代名詞的な存在となっています。
食性は植物食で、クヌギ・コナラなどの葉や草本類を食べます。分布は本州・四国・九州の暖かい地域に限られており、山地ではなく平地〜丘陵地の雑木林周辺を好みます。成虫の出現期は夏〜秋(おおむね8〜10月)です。
「鳴く虫の四天王」として、松虫・鈴虫・轡虫・邯鄲(かんたん)がよく挙げられます。クツワムシは秋の風物詩として古くから和歌や俳句にも詠まれてきた、日本の秋を代表する昆虫のひとつです。
使い方・例文
秋の夜に雑木林の近くで「ガチャガチャ」という大きな音が聞こえてきたらクツワムシが鳴いています。鳴き声は非常に大きく、住宅地の近くでも夜間に聞こえることがあります。
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