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ウメノキゴケとは?

うめのきごけ

ウメキゴケとは、梅や桜などの樹皮に生える灰緑色の地衣類で、大気汚染の少ない清浄な環境の指標生物として知られています。

ウメキゴケ(梅の木苔、学名:Parmotrema tinctorum)は、ウメノキゴケ科ウメノキゴケ属に分類される地衣類です。地衣類とは菌類藻類(または藍藻)が共生した複合生物で、ウメノキゴケはアオカビなどの子嚢菌と緑藻が共生した葉状地衣類です。

日本各地の梅・桜・柿・ミカンなどの果樹や広葉樹の樹皮に生育し、灰緑色〜青灰色の葉状の体(葉状体)が樹皮を覆うように広がります。葉状体の縁は波打ち、裏面は黒色。雨や霧から水分・無機栄養を吸収して生育します。

ウメノキゴケが特に注目される理由は、大気汚染(特に二酸化硫黄:SO₂)に対する敏感さです。大気汚染が進んだ都市部では消滅し、清浄な空気の場所にのみ生育することから、大気汚染の生物指標(バイオインジケーター)として環境調査に利用されます。

果樹栽培においては、樹皮を覆って光合成を妨げるとして「害」と見なされることがありますが、直接的な寄生は行わず、実害は限定的とされています。染料・薬用(ウスノ酸を含む)としての利用も古くから知られており、ウスノ酸には抗菌・抗ウイルス作用が報告されています。

使い方・例文

公園の梅の木や桜の樹皮に灰緑色のカサカサした膜状のものが張り付いている場合、それがウメノキゴケである可能性があります。その場所の空気が比較的きれいである証拠として紹介されることが多いです。

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