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インスリンリスプロとは?

いんすりんりすぷろ

インスリンリスプロとは、食事直前に投与して食後の急激な血糖上昇を抑えるために開発された超速効型インスリン製剤です。

インスリンリスプロは、ヒトインスリンアミノ酸配列を改変して作られた超速効型インスリンアナログ製剤です。ヒトインスリンのB鎖28番目と29番目のアミノ酸(プロリンとリシン)の位置を入れ替えることで、自己会合しにくい構造となり、皮下注射後に速やかに単量体として吸収されます。

通常のヒトインスリン(速効型)が皮下注射後に効果が現れるまで30〜60分かかるのに対し、インスリンリスプロは注射後約15分で効果が発現し、1〜2時間で最大効果に達し、3〜5時間で作用が終わります。このため、食事の直前(または直後)に投与することで食後の急激な血糖上昇(食後高血糖)を効果的に抑えることができます。

インスリンを必要とする状態には以下のものがあります。

  • 1型糖尿病(インスリンの自己産生がほぼゼロ)
  • 2型糖尿病で経口薬のみでは血糖コントロールが不十分な場合
  • 妊娠糖尿病
  • 手術前後や重症感染症時の血糖管理

主な副作用は低血糖であり、食事量が予定より少ない場合や過度な運動後に起こりやすいため、本人や周囲の人がその症状と対処法を知っておくことが重要です。

使い方・例文

1型糖尿病の患者が食事の直前にインスリンリスプロを皮下注射し、食後の血糖上昇を防ぐ「基礎・追加インスリン療法」(ベーサル・ボーラス療法)で使用されます。

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