皮下注射とは?
ひかちゅうしゃ
皮下注射とは、皮膚の下にある皮下脂肪組織に薬液を注入する注射法で、インスリン投与などに広く用いられます。
皮下注射とは、注射針を皮膚表面から皮下脂肪組織(皮下組織)まで刺し入れ、薬液を注入する投与方法です。英語では「Subcutaneous injection(SC)」と略されます。
皮下脂肪組織には血管が豊富ではないため、筋肉内注射と比べると薬物の吸収速度はやや遅く、緩やかです。そのため、一定時間にわたって薬効を持続させたい場合に適しています。注射部位としては上腕外側、腹部、大腿前面などが多く選ばれます。
代表的な使用例としては、糖尿病治療のインスリン注射があります。インスリンは経口投与すると消化酵素で分解されてしまうため、皮下注射が必要です。その他にも、エピネフリン自己注射(アドレナリン自己注射)、一部のワクチン、ヘパリンなど多くの薬剤が皮下注射で投与されます。
皮下注射は比較的細い針を使い、痛みが少なく患者が自己注射を行いやすいことも特徴の一つです。ただし、同じ場所への繰り返し注射は皮下組織の硬化(リポジストロフィー)を招くことがあるため、注射部位のローテーションが推奨されます。
使い方・例文
糖尿病の患者は、毎食前に腹部などに皮下注射でインスリンを自己投与します。
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