本文へスキップ

かんらん石とは?

かんらんせき

かんらん石とは、マントルを構成する主要な鉱物で、橄欖(かんらん)色の結晶が特徴的な珪酸塩鉱物です。

かんらん石(橄欖石、Olivine)は、化学式(Mg,Fe)₂SiO₄で表される珪酸塩鉱物グループです。マグネシウム(Mg)と鉄(Fe)の割合が変化することで鉱物の性質が連続的に変わる「固溶体」を形成し、Mgが多い端成分を苦土かんらん石(フォルステライト)、Feが多い端成分を鉄かんらん石(ファイアライト)と呼びます。

色は黄緑〜橄欖(オリーブ)色が典型的ですが、鉄の割合が増えると黄褐色〜褐色になります。硬度は6.5〜7程度で比較的硬く、ガラス光沢をもちます。

地球科学的な重要性は非常に高く、次の点で特筆されます。

  • 地球上部マントルの主要構成鉱物であり、地球内部の物質循環を考える上で基礎となる。
  • 玄武岩・斑れい岩・ペリドタイト(かんらん岩)などの塩基性〜超塩基性岩に広く含まれる。
  • 高圧条件下ではウォズライト・リングウッダイトなどに相転移し、マントル遷移層の研究に関連する。
  • 隕石(コンドライト)にも多量に含まれ、太陽系の初期物質として重要視される。

宝石品質の透明なかんらん石はペリドットとして知られ、8月の誕生石として親しまれています。

使い方・例文

地学の授業で造岩鉱物を学ぶ際に、ボーエンの反応系列の最初に現れる鉱物として取り上げられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語