かんらん岩とは?
かんらんがん
かんらん岩とは、地球のマントルを構成する主要な超塩基性岩で、オリビン(かんらん石)を大量に含む暗緑色の深成岩です。
かんらん岩(橄欖岩、英語:peridotite)は、超塩基性岩に分類される深成岩で、地球内部のマントルの大部分を構成する岩石です。名称はその主要構成鉱物であるオリビン(かんらん石)に由来します。
鉱物組成はオリビンを50〜90%以上含み、これに斜方輝石・単斜輝石・スピネル・ざくろ石(ガーネット)などが加わります。含まれる鉱物の割合によって、ダナイト(ほぼオリビンのみ)、ハルツバーガイト(オリビン+斜方輝石)、レルゾライト(オリビン+両輝石)などの種類に細分されます。
地質学的に重要な特性は以下の通りです。
- 地球マントルの主構成岩石であり、地球内部を知る鍵となる
- 比重が高く(約3.2〜3.4)、地殻岩石より重い
- オフィオライト(海洋地殻・マントルが地表に露出した地質体)として地表で見られる
- キンバーライトというパイプ状岩体に含まれて地表に運ばれることがある
かんらん岩は通常マントル深部に存在しますが、プレートテクトニクスの活動によってオフィオライトとして地表に露出することがあります。日本でも愛媛県などでかんらん岩体が確認されています。また、キンバーライトに包まれて深部から運ばれる「マントル捕獲岩」としても産出し、地球深部の研究に重要な岩石サンプルとなっています。ダイヤモンドもキンバーライト中のかんらん岩起源の岩石から産出します。
使い方・例文
「かんらん岩のサンプルを分析することで、地球マントルの組成や温度条件を推定できる」というように、岩石学・地球科学の研究・教育の場面で登場します。
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