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餌料生物とは?

じりょうせいぶつ

餌料生物とは、魚介類の養殖や稚魚の育成において生きた状態で与える微小な生物のことで、プランクトンや小型甲殻類などが代表的です。

餌料生物(じりょうせいぶつ)とは、養殖業種苗生産において、飼育対象の魚介類に与える生物性の飼料のことです。配合飼料人工飼料)と対比して「生き餌」とも呼ばれ、特に孵化直後の仔魚(しぎょ)や稚魚の初期飼育段階で欠かせない存在です。

代表的な餌料生物には以下があります。

  • ワムシ(輪形動物):体長0.1〜0.5mm程度の微小動物で、海産魚の仔魚飼育における最も重要な餌料生物のひとつ
  • アルテミア(ブラインシュリンプ:塩水湖に生息する小型甲殻類で、乾燥卵から孵化させて利用する
  • コペポーダ(カイアシ類):海水中に豊富に存在するプランクトンで、天然の魚類の主要な餌であり栄養価が高い
  • クロレラ・ナンノクロロプシスなどの微細藻類:ワムシの餌として使われ、DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含む

餌料生物の栄養価は、仔魚の成長・生残率・品質に直結します。そのため、餌料生物自体の餌として高栄養の微細藻類を与える「栄養強化」が行われることも多く、種苗生産技術の中核を担います。

配合飼料が普及した成魚養殖においても、初期段階では生きた餌料生物が不可欠であり、水産種苗センターや養殖場で大量培養されています。

使い方・例文

マダイやヒラメの種苗生産では、孵化後数日間はワムシを与え、成長に合わせてアルテミアに切り替えるのが一般的です。餌料生物の質が稚魚の生残率や品質を大きく左右します。

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