種苗生産とは?
しゅびょうせいさん
種苗生産とは、農業や林業に用いる植物の種・苗を計画的に育成・供給することで、安定した作物生産の基盤を担う産業分野です。
種苗生産(しゅびょうせいさん)とは、農業・林業・水産業などで利用する植物や水産生物の種(たね)や苗(なえ)を、人為的かつ計画的に大量生産・供給する活動を指します。
安定した食料生産を支えるうえで種苗の品質は極めて重要であり、病害虫に強い品種、収量の多い品種、品質の均一な品種などを安定して供給することが社会的に求められています。
種苗生産の主な工程と手法には以下があります。
- 育種・品種開発:交配や突然変異育種、近年ではゲノム編集などにより優れた形質を持つ品種を作出する
- 採種・種子処理:優良個体から種子を採取し、殺菌・乾燥・コーティングなどの処理を施す
- 苗の育成:温室やグリーンハウスで発芽・育苗し、移植に適した苗に仕上げる
- 品質検査・認証:発芽率や病害の有無を検査し、基準を満たした種苗のみを流通させる
日本では種苗法によって品種登録制度が設けられており、育成者権が保護されています。農家は毎年優良な種苗を購入することで、安定した品質の農産物を生産できます。食料安全保障の観点からも、国産種苗の確保と自給率向上が政策課題となっています。
使い方・例文
トマトやキャベツの苗をホームセンターで購入できるのは、専門の種苗会社が大規模な育苗施設で計画的に苗を生産・供給しているためです。農家は種苗生産者から良質な苗を仕入れることで、安定した収穫を実現しています。
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