閉塞前線とは?
へいそくぜんせん
閉塞前線とは、温帯低気圧が発達する過程で寒冷前線が温暖前線に追いつき、両前線が合体して生まれる前線のことです。
閉塞前線(へいそくぜんせん)とは、温帯低気圧が発達・衰退していく過程で形成される前線の一種です。低気圧が発達すると、移動速度の速い寒冷前線が温暖前線に追いつき、温暖前線との間に挟まれた暖気が地上から持ち上げられます。この状態になったとき、地上から暖気が「閉塞」(切り離された)ことから「閉塞前線」と呼ばれます。
閉塞のしくみはおおむね以下の順序で進みます。
- 温帯低気圧が発達し、寒冷前線と温暖前線が形成される
- 寒冷前線が温暖前線より速く移動し、温暖前線に追いつく
- 地上の暖気が上空に押し上げられ、前線が合体する
- 低気圧は次第に衰弱していく
閉塞前線には「寒冷型閉塞前線」と「温暖型閉塞前線」の2種類があります。前者は寒冷前線後方の寒気が温暖前線前方の寒気より冷たい場合、後者はその逆の場合に形成されます。日本付近では寒冷型が多く見られます。
閉塞前線が通過する際は広い範囲で雲が広がり、雨や風が続くことがあります。低気圧の衰退段階であることが多く、天気は比較的緩やかに変化します。天気図では紫色(または赤と青の交互)の線で表されます。
使い方・例文
天気図で低気圧の中心から延びる紫の線が閉塞前線です。低気圧が衰退期に入るサインとも読み取れるため、気象予報士が天気の変わり目を読むうえで重要な指標となります。
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