温帯低気圧とは?
おんたいていきあつ
温帯低気圧とは、中緯度帯で発生・発達する低気圧で、寒気と暖気の境界(前線)をともないながら広い地域に雨や風をもたらす気象システムです。
温帯低気圧(おんたいていきあつ)は、主に緯度30〜60度の中緯度帯で発生・発達する低気圧です。熱帯低気圧(台風・ハリケーンなど)と異なり、性質の異なる気団の境界に形成される前線(寒冷前線・温暖前線)をともなうことが最大の特徴です。
発生のメカニズムは、寒気と暖気が接する前線帯に渦が生じることから始まります。暖気が上昇し寒気が潜り込む運動が強化されると低気圧は発達し、周囲から時計と反対方向(北半球)に風が吹き込みます。前線の南側では暖かく湿った空気が流入して雨や雪をもたらし、寒冷前線の通過後は急激に気温が下がります。
日本への影響は顕著で、春〜秋にかけては「低気圧が発達しながら東進する」という天気変化パターンが頻繁に現れます。西から接近する温帯低気圧は、
- 温暖前線通過時:しとしととした持続的な雨
- 中心通過時:強風・荒天
- 寒冷前線通過時:一時的な激しい雨・雷雨、その後急速に晴れる
という経過をたどることが多いです。台風が温帯低気圧に変化(温帯低気圧化)することもあり、この場合も広い範囲に暴風雨をもたらします。
使い方・例文
「明日は発達した低気圧が通過するため、大荒れの天気に注意」という天気予報で登場するのが温帯低気圧で、通過前後で気温や天候が大きく変わります。
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