職業性疾病とは?
しょくぎょうせいしっぺい
仕事の環境や作業内容が原因で引き起こされる病気の総称で、労働者保護の観点から法律上も重要な概念です。
職業性疾病とは、特定の職業や労働環境に起因して発症する疾病の総称です。業務上疾病とも呼ばれ、一般的な生活習慣病や感染症とは区別されます。
原因としては、粉じんや化学物質・有害ガスへの長期曝露、騒音・振動・放射線などの物理的因子、過度な身体負荷や精神的ストレス、生物学的因子(細菌・ウイルスなど)が挙げられます。例えば、じん肺は鉱山や建設現場での粉じん吸入によって引き起こされる代表的な職業性疾病であり、有機溶剤による肝障害や鉛中毒なども含まれます。
日本では労働基準法および労働者災害補償保険法のもとで、業務上疾病として認定された場合は労災保険が適用されます。認定には業務との因果関係の立証が必要であり、厚生労働省が定める疾病リストが基準となっています。
職業性疾病の予防は、職場環境の改善・保護具の整備・健康診断の実施によって進められており、労働者の健康を守るうえで産業医や衛生管理者が重要な役割を担っています。
使い方・例文
建設現場でアスベストを長年扱っていた労働者が中皮腫を発症し、職業性疾病として労災認定を受けた事例があります。
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