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白紋羽病菌とは?

しろもんぱびょうきん

白紋羽病菌とは、果樹や林木の根寄生して白紋羽病を引き起こす植物病原性の糸状菌で、農業・林業に深刻な被害をもたらします。

白紋羽病菌(しろもんはびょうきん、学名:Rosellinia necatrix)は、子嚢菌門クソウメモドキ科に属する植物病原性の糸状菌です。この菌が引き起こす「白紋羽病」は、リンゴナシモモブドウカキなどの果樹をはじめ、クワ・桑・スギなど多くの樹木に感染する土壌伝染性の根腐れ病です。

感染した木の根の表面には白色の菌糸束(菌糸シート)が扇状に広がり、これが白い紋様(白紋羽)のように見えることが病名の由来です。菌は根の皮層組織に侵入し、養分・水分の輸送を遮断するため、地上部では葉が黄化・萎凋し、最終的には樹木全体が枯死することがあります。

白紋羽病の特徴として、

  • 土壌中での菌核や菌糸として長期生存(数十年以上)
  • 感染した根の残渣を通じて周辺土壌に広がる
  • 一度感染した圃場での病原菌の根絶が極めて困難
  • 初期症状が地上部に現れにくく発見が遅れやすい
などがあり、農業上の防除が難しい病害のひとつです。

防除には土壌消毒・抵抗性台木の利用・感染根の除去と処分・農薬(フルアジナム剤など)の灌注処理などが組み合わせて行われます。

使い方・例文

果樹園でリンゴの木が原因不明で徐々に衰弱・枯死する場合、根を掘り起こして白い菌糸の広がりが見られれば白紋羽病菌の感染が疑われます。土壌病害の文脈で農業技術の教材としても使われます。

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