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子嚢菌とは?

しのうきん

子嚢菌とは、胞子を「子嚢(しのう)」と呼ばれる袋状の構造の中で作る菌類の一大グループで、菌類の中でも最大の多様性を持ちます。

子嚢菌(しのうきん、Ascomycota)は、菌類の主要な門(Division)の一つで、有性生殖の際に子嚢(しのう)と呼ばれる袋状の構造を形成し、その内部に通常8個の子嚢胞子を作る点が最大特徴です。菌類全体の中で最も種類が多く、既知の菌類の約半数以上を占めると言われています。

子嚢菌には多様なライフスタイルを持つ種が含まれます。

  • 酵母菌類:サッカロマイセス(パン酵母・醸造酵母)など、単細胞で増殖
  • 糸状菌(カビ):アスペルギルスやペニシリウムなど、糸状体を形成
  • 大型子実体を持つ種:トリュフ・モリーユ(アミガサタケ)などの高級食材
  • 植物病原菌:うどんこ病・黒星病などを引き起こす農業上の重要病害菌

人類との関わりも深く、ペニシリウムはペニシリンの原料、アスペルギルス・オリゼは醤油・みそ・清酒の醸造に欠かせません。一方でアスペルギルス・フミガーツスのように免疫低下者に感染する病原菌も含みます。地衣類(コケ類に見えるもの)の多くも、子嚢菌が藻類と共生して形成したものです。

使い方・例文

醤油の醸造に使われる「麹菌(コウジカビ)」や、ヨーロッパの高級食材「トリュフ」はいずれも子嚢菌に属しており、食品や生態系の場面でよく登場します。

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