胞子とは?
ほうし
胞子とは、植物・菌類・藻類などが無性生殖で子孫を増やすために作る、小さな細胞のことです。
胞子(ほうし、英:spore)とは、シダ植物・コケ植物・菌類(キノコやカビなど)・藻類などが持つ、単一または少数の細胞からなる繁殖単位です。花や種子を持たない生物が、風や水などによって運ばれて新しい個体を形成するための手段として利用します。
胞子の主な特徴は以下のとおりです。
- 小さく軽量:空気中を漂って遠距離まで拡散できる
- 丈夫な殻:乾燥・高温・紫外線などの環境ストレスに対して強い耐性を持つものが多い
- 多数産生:1つの個体が膨大な数の胞子を放出する
- 発芽して新個体に:適切な環境(温度・湿度・光)が整うと発芽し成長する
胞子を作る生物の例として、シダ植物では葉の裏に「胞子嚢(ほうしのう)」と呼ばれる袋状の構造が集まった胞子嚢群(ソーラス)が見られます。キノコ類(担子菌)ではかさの裏のひだから胞子を放出し、カビ(糸状菌)ではコロニーの表面から飛散させます。
人間の生活との関わりでは、食品にカビが生える原因として胞子の付着・発芽が挙げられます。一方で、発酵食品の製造に利用される麹菌なども胞子で繁殖する菌類の一種です。
使い方・例文
「シダの葉の裏に茶色い点が並んでいるのは、胞子嚢群(ソーラス)で、その中に胞子が詰まっている。」パンにカビが生えるのも、空気中の胞子が付着して発芽したためです。
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