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コケ植物とは?

こけしょくぶつ

コケ植物とは、根や維管束を持たず、湿った場所で育つ小型の陸上植物のグループのことです。

コケ植物とは、蘚類(せんるい)、苔類(たいるい)、ツノゴケ類の3つのグループをまとめた総称で、陸上に生息する植物の中でも特に原始的な特徴を持つ仲間です。維管束植物のような水や養分を運ぶ管(維管束)を持たず、根の代わりに仮根と呼ばれる糸状の器官で岩や木、土に体を固定し、水分は体の表面全体から直接吸収します。

コケ植物は種子を作らず、胞子によって仲間を増やす点も大きな特徴です。多くは数センチ程度の小さな体を持ち、日陰や湿った場所、岩の上、樹皮の上など、乾燥に弱い環境を好んで生育します。庭園や盆栽で見られるスギゴケ、水辺に生育するゼニゴケなどが代表例として知られています。

コケ植物は植物の進化の過程で、水中生活から陸上生活へ移行した最初期のグループに近い存在と考えられており、生物の進化を研究するうえで重要な手がかりを与えています。また、森林や湿地で水分を保持し土壌の乾燥を防ぐ役割を果たすなど、生態系の中でも地味ながら重要な機能を担っています。

使い方・例文

「日本庭園では、地面を覆うコケ植物のしっとりとした緑が景観の美しさを引き立てている」のように使われます。

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