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潮汐破壊現象とは?

ちょうせきはかいげんしょう

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潮汐破壊現象とは、星がブラックホールなどの強重力天体に近づきすぎた際に潮汐力によって引き裂かれる天文現象です。

潮汐破壊現象(ちょうせきはかいげんしょう、Tidal Disruption Event:TDE)とは、恒星などの天体が大質量ブラックホールの近傍を通過する際、ブラックホールの強大な潮汐力によって引き伸ばされ最終的に破壊される現象です。英語の頭文字をとって「TDE」と略称されることが多いです。

潮汐力とは、天体の中心と端とでは重力の大きさが異なるために生じる差分の力です。星がブラックホールの「潮汐破壊半径(ロッシュ限界)」内に入ると、星を構成するガスが引き伸ばされ、細長いストリームになります。このガスの一部はブラックホールに降着して明るい閃光を発し、残りは宇宙空間に飛散します。

TDEの観測的特徴は次の通りです。

  • 数週間〜数か月にわたって急激に明るくなり、その後減光する
  • 紫外線・X線・可視光・電波など広い波長域で放射が観測される
  • 銀河の中心核付近で突発的に出現する

TDEは通常は静かな銀河中心のブラックホールが突然輝き始める現象として観測されるため、休眠中の大質量ブラックホールを発見・研究する貴重な機会を提供します。近年の広域サーベイ望遠鏡の発展により発見数が急増しており、ブラックホールの質量・スピンの測定やジェット形成機構の解明に貢献しています。

使い方・例文

銀河の中心で突然明るい閃光が現れ、数か月で暗くなる現象を観測した際に、潮汐破壊現象によって星がブラックホールに飲み込まれたと解釈されるケースが報告されています。

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