最大酸素摂取量とは?
さいだいさんそせっしゅりょう
最大酸素摂取量(VO₂max)とは、激しい運動時に体が1分間に取り込んで利用できる酸素の最大量を示す有酸素能力の指標です。
最大酸素摂取量(VO₂max)は、全力運動時に心臓・肺・筋肉が連携して消費できる酸素の上限値を表す生理学的指標です。単位は一般にmL/kg/分(体重1kgあたり・1分間)で表され、有酸素運動能力(心肺体力)の最も基本的な指標として広く使用されています。
VO₂maxを決定する主な要因は以下のとおりです。
- 心拍出量:1回拍出量と心拍数の積で、心臓がいかに効率よく血液を送り出せるか
- 血中ヘモグロビン量:酸素を筋肉へ運ぶ能力
- 筋肉の酸素利用能力:ミトコンドリアの密度と酸化酵素の活性
一般成人のVO₂maxは男性で40〜50mL/kg/分程度、女性で35〜45mL/kg/分程度が目安とされますが、持久系アスリートではこれを大きく上回る値を示すことが知られています。VO₂maxは年齢とともに低下する傾向がありますが、有酸素トレーニングによって改善が可能です。特にインターバルトレーニングが効果的とされています。
スポーツ科学の分野では体力測定や競技選手の能力評価に用いられるほか、近年はスマートウォッチによる推定機能が普及し、一般向けの健康指標としても注目されています。
使い方・例文
長距離ランナーのコーチがVO₂maxの測定値をもとにトレーニング強度のゾーンを設定し、心肺機能の向上計画を立てます。
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