酸素とは?
さんそ
酸素とは、空気の約21%を占め、生物の呼吸や物質の燃焼に不可欠な気体元素です。
酸素(O)は原子番号8の非金属元素で、元素記号はOです。常温常圧では無色・無臭の気体として存在し、2つの原子が結合した二原子分子(O₂)の形をとります。地球の大気の約21%を占め、地殻を構成する元素の中では最も多く含まれています。
酸素は18世紀にスウェーデンのシェーレとイギリスのプリーストリーによってほぼ同時期に発見され、フランスのラボアジエが「酸素」と命名して燃焼の仕組みを解明しました。物質が燃えるのは酸素との化学反応(酸化)によるものであり、フロギストン説を覆す重要な発見でした。
生物にとって酸素は呼吸に欠かせません。ヒトは肺で酸素を取り込み、血液中のヘモグロビンが全身に運びます。細胞内のミトコンドリアで栄養素を酸化してエネルギー(ATP)を産生する好気性呼吸の要となっています。酸素が不足すると細胞は壊死し、脳は数分で機能を失います。
医療分野では酸素吸入療法や手術時の麻酔ガスの補助として用いられます。工業的には製鉄・溶接・ロケット燃料の酸化剤など幅広い用途があります。液体酸素(沸点約マイナス183℃)は宇宙開発でも重要な役割を担っています。
使い方・例文
登山者が高山で息苦しさを感じるのは、標高が上がるにつれて大気中の酸素分圧が低下するためです。
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