非金属とは?
ひきんぞく
非金属とは、金属的な性質を持たない元素の総称で、電気や熱を伝えにくい点が特徴です。
非金属とは、周期表に並ぶ元素のうち、金属としての性質を持たないものをまとめた分類です。金属が光沢・展性・延性・電気伝導性などを共通して示すのに対し、非金属はこれらの特徴に乏しく、多様な物理的・化学的性質を持ちます。
代表的な非金属元素には、水素(H)・炭素(C)・窒素(N)・酸素(O)・フッ素(F)・リン(P)・硫黄(S)・塩素(Cl)・臭素(Br)・ヨウ素(I)・希ガス類(ヘリウム・ネオン・アルゴンなど)が含まれます。周期表では右上に集中して配置されており、ホウ素やシリコンのような「半金属(メタロイド)」はその境界領域に位置します。
非金属の主な特徴は次のとおりです。
- 電気を通しにくい(絶縁体または半導体)
- 熱伝導性が低い
- 固体のものはもろく、叩くと砕ける
- 金属光沢を持たない(炭素の黒鉛など一部例外あり)
非金属は生命活動に欠かせない元素ばかりで、炭素は有機化合物の骨格を、酸素と水素は水を、窒素はタンパク質や核酸を構成します。また、塩素は殺菌・漂白、硫黄は火薬・肥料・ゴム加工など工業分野でも広く利用されています。物質の成り立ちを理解するうえで、金属との対比として非金属の概念は理科教育の基盤をなしています。
使い方・例文
理科の授業で「電気を通すか調べよう」という実験では、銅線(金属)は電球が光る一方、炭素棒(非金属)は光りにくいか光らないことで、非金属の性質を確かめられます。
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