恒星風とは?
こうせいふう
恒星風とは、恒星の表面から宇宙空間へと絶えず吹き出している荷電粒子の流れのことです。
恒星風とは、恒星の大気(コロナや彩層)から宇宙空間へ向かって連続的に放出される、高温プラズマ(陽子・電子・ヘリウム核などの荷電粒子)の流れのことです。私たちの太陽から吹き出すものは特に太陽風と呼ばれます。
発生の仕組みは、恒星のコロナが数百万度という超高温状態にあるため、粒子が恒星の重力を振り切れるだけのエネルギーを持ち、外側へ加速・放出されるというものです。太陽の場合、太陽風の速度は低速流で毎秒約400km、高速流では毎秒700kmを超えます。
恒星風には恒星の質量・温度・進化段階によって大きな違いがあります。
- 太陽型星(主系列星)— 比較的穏やかな恒星風
- 大質量星(OB型星)— 太陽風の100万倍以上の質量損失率を持つ強力な恒星風
- 赤色巨星・赤色超巨星 — ゆっくりとした密度の高い恒星風を放出
- 白色矮星周辺 — 伴星からの恒星風が降着を引き起こすことも
恒星風は恒星の一生を通じて質量を宇宙空間に散逸させ、恒星の進化に大きく関わります。また、惑星の大気や磁気圏にも影響を与え、地球のオーロラも太陽風と地球磁場の相互作用によって生じる現象です。恒星が放出した物質は星間物質として再利用され、次世代の星の材料ともなります。
使い方・例文
地球のオーロラは太陽風(太陽恒星風)が地球磁場と相互作用することで発生します。また、彗星の「イオンの尾」が常に太陽と反対方向に伸びるのも、恒星風に押し流されるためです。
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