層積雲とは?
そうせきうん
層積雲とは、塊状や畝状の雲が並んで空を広く覆う低い雲で、曇り空の多くを占める最もよく見られる雲のことです。
層積雲(そうせきうん、英語:Stratocumulus)は、WMO(世界気象機関)が定める10種雲形のひとつで、低い高度に塊状・ロール状・波状の雲が並んで広がる形態を持ちます。略号は「Sc」で、日常的な曇り空の大部分を占める最も発生頻度の高い雲のひとつです。
層積雲は地表からおおむね2,000m以下の低い位置に発生し、個々の雲の塊(セル)が規則的またはランダムに並んで空全体を覆います。白〜灰色で、雲の底が比較的はっきりしており、雲と雲の間から青空や太陽が透けて見えることもあります。
層積雲の主な特徴は以下の通りです。
- 大きなロール状や丸みを帯びた塊が波のように並ぶ外観
- 低〜中程度の明るさで、完全に暗くなる乱層雲とは異なる
- 弱い雨や霧雨を降らせることがあるが、激しい雨にはなりにくい
- 高気圧圏内の安定した大気や、寒冷前線通過後に広く発生する
層積雲は特に秋から冬にかけて日本の上空に広がりやすく、「スッキリしない曇り空」の原因となります。霧が上昇して層積雲になるケースや、積雲(入道雲)が崩れて広がるケースなど、形成過程もさまざまです。航空気象では視程障害や着氷の原因として注意される雲でもあります。
使い方・例文
秋の朝に空を見上げると白灰色の雲が波状に広がっていて、青空も少し見えるような日には、その雲が層積雲である可能性が高いです。
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