ロングペッパーとは?
ろんぐぺっぱー
ロングペッパーとは、コショウ科の植物の穂状果実を乾燥させたスパイスで、ブラックペッパーより複雑な辛みと甘い香りを持ちます。
ロングペッパー(Long pepper)は、コショウ科コショウ属の植物 Piper longum(インド産)および Piper retrofractum(インドネシア産)の穂状花序を乾燥させたスパイスです。名称どおり細長い円筒形(長さ2〜4cm)の外観をしており、日本では「ヒハツ」(Pi Pali)とも呼ばれます。
辛み成分はブラックペッパーと同じピペリンですが、含有量がやや高く、加えてチャビシン・ピぺルチンなど関連アルカロイドを多く含むため、ブラックペッパーより辛みが強くかつ甘みとスパイシーさが複雑に絡み合う独特の風味を持ちます。香りにはわずかな甘さや樹脂的なニュアンスがあります。
歴史的には、ブラックペッパーが普及する以前の古代・中世ヨーロッパで最重要スパイスのひとつでした。古代ローマでは高価な調味料・医薬品として取引され、アーユルヴェーダでは消化促進・呼吸器疾患への応用が記述されています。モロッコのラス・エル・ハヌートやエチオピアのベルベレなどのスパイスブレンドにも配合されることがあります。
現代ではインド・インドネシア・スリランカ料理で引き続き使われ、近年は西洋の高級レストランやクラフトカクテルでも再評価されています。
使い方・例文
インド料理店のスパイスラックや高級食材店で「ヒハツ」「ロングペッパー」と表記された細長い乾燥穂を見かける場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: