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マスタードシードとは?

ますたーどしーど

マスタードシードとは、アブラナ科カラシナ属の植物から採れる種子で、辛みと香りをもつ世界中で使われるスパイスです。

マスタードシード(Mustard seed)は、アブラナ科カラシナ属(Sinapis・Brassica 属)の植物の種子を乾燥させたスパイスです。主な種類は次の3つです。

  • イエロー(ホワイト)マスタード(Sinapis alba):粒が大きく辛みは穏やか。ピクルスアメリカンマスタードに使用。
  • ブラウン(インディアン)マスタード(Brassica juncea):中辛で香りが強く、インド料理や和からしの原料。
  • ブラック(ブラックマスタード)(Brassica nigra):最も辛みが強いが収穫困難なため現在は生産が少ない。

マスタードシードの辛み成分は、乾燥した状態ではほとんど発現せず、水分や酸に触れて酵素反応(ミロシナーゼによる加水分解)が起きてはじめてイソチオシアネートが生成されます。これがツンとした辛みと香りの正体です。熱を加えると酵素が失活するため、油で炒めると辛みが消えてナッツのような香ばしさに変わります。インド料理の「タルカ(テンパリング)」では油で弾けるまで炒める調理法が一般的です。

歴史は古く、古代エジプトや古代ギリシャ・ローマでも食用・薬用に使われた記録があります。現代では粒マスタード(ホールグレインマスタード)、粉マスタード、テーブルマスタードなど多様な加工品が世界中の料理に利用されています。

使い方・例文

カレーの最初の工程で油にマスタードシードを入れてパチパチと弾けさせる「テンパリング」は、インド家庭料理の定番の場面です。

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