ウ科とは?
うか
ウ科とは、潜水が得意な中〜大型の水鳥グループで、カワウやウミウなど世界各地に分布し、魚を主食とすることで知られています。
ウ科(学名:Phalacrocoracidae)は、ペリカン目に属する鳥類の科で、カワウ・ウミウ・ヒメウ・カワウソウなど多くの種が含まれます。全世界の沿岸・河川・湖沼に広く分布し、日本でも身近な水辺で観察できます。
ウ科の最大の特徴は優れた潜水能力です。翼をたたんで水中に潜り、足を使って泳ぎながら魚を追って捕食します。他の水鳥と異なり、羽毛に油分が少なく水をはじかないため、水に濡れながら潜ることができます。その代わり、潜水後は岩や枝の上で翼を広げて乾かす行動が特徴的で、ウが翼を広げて止まっている姿はよく目にする光景です。
ウ科の主な特徴は以下の通りです。
- 体色は黒または黒褐色で、繁殖期には白い斑点や冠羽が現れる種もある
- くちばしは長く先端が鉤状に曲がり、魚をしっかり捉える
- 集団で繁殖する営巣コロニーを形成する
- 日本では内陸の川や池にカワウが増加し、漁業被害の問題も生じている
古くから漁業に利用されることもあり、日本の「鵜飼い」はウ科のカワウやウミウを訓練して魚を捕らせる伝統漁法として知られています。岐阜県の長良川鵜飼いは国の重要無形民俗文化財に指定されています。
使い方・例文
「長良川の鵜飼いではウ科のウミウが篝火の中で次々と魚を飲み込む様子が観覧できる」というように、伝統文化や野鳥観察の文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: