ヒメウとは?
ひめう
ヒメウとは、日本の沿岸や島嶼部に生息する中型の海鳥で、ウ科に属する潜水が得意な鳥です。
ヒメウ(姫鵜、学名:Phalacrocorax pelagicus)は、カツオドリ目ウ科に属する海鳥の一種です。「ヒメ(姫)」という名前は、同科のウミウやカワウよりも体が小さいことに由来します。
ヒメウは主に北太平洋に分布し、日本では北海道や三陸地方などの岩礁海岸・離島に生息します。体長はおよそ60〜70cm程度で、全身がほぼ黒色(光沢のある暗緑色)をしており、繁殖期には頭頂部に冠羽(かんむりはね)が現れます。
食性は魚食性で、翼を使って水中を泳ぎ、魚を追いかけて捕獲する潜水採食を行います。ウ科の鳥全般に共通する特徴として、羽毛の防水性が低いため、採食後に翼を広げて乾かす「翼干し」と呼ばれる姿がよく観察されます。
繁殖は断崖絶壁の岩棚や海岸の岩礁で行い、コロニー(集団繁殖地)を形成することが多いです。類似種のウミウと混同されることがありますが、ヒメウはウミウより一回り小さく、嘴の基部の黄色い皮膚が少ない点などで区別されます。環境変化や漁業の影響を受ける種のひとつとして保全の観点からも注目されています。
使い方・例文
北海道の海岸や岩礁で、黒光りした鳥が岩の上で両翼を広げて乾かしている姿を見かけたら、ヒメウかウミウの可能性が高いです。バードウォッチングでは岩礁海岸や離島への探鳥ツアーで観察できる鳥として知られています。
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