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メタンエンジンとは?

めたんえんじん

メタンエンジンとは、液体メタンを燃料・液体酸素を酸化剤として用いるロケットエンジンで、再使用性と火星探査への適性から注目される次世代推進技術です。

メタンエンジンとは、液体メタン(LCH₄)を燃料、液体酸素(LOX)を酸化剤として使用するロケットエンジンです。従来の液体燃料ロケットでは液体水素やケロシン(灯油)が主流でしたが、近年はメタンを推進剤とする新世代エンジンへの関心が急速に高まっています。

メタンエンジンが注目される主な理由は以下のとおりです。

  • 比推力はケロシンより高く、液体水素よりやや低い程度で、バランスが良い
  • メタンはケロシンより煤(すす)の発生が少なく、エンジン内部が汚れにくいため再使用に適している
  • 液体メタンの沸点は約マイナス162度で、液体水素(マイナス253度)より扱いやすい
  • 火星の大気(二酸化炭素)と地中の水を原料にしてメタンを現地生成できる可能性があり、火星からの帰還燃料として理論的に有望

代表的な開発事例として、スペースXの「ラプターエンジン」はスターシップロケットに搭載されており、完全再使用を目指す設計の中核をなしています。また中国のZhuque-2(朱雀2号)ロケットが液体メタンエンジンを採用し、商業運用に近い段階での成果を上げています。欧州や日本でも研究開発が進んでいます。

メタンエンジンは単なる燃料の置き換えにとどまらず、再使用・低コスト・惑星間輸送という次世代宇宙開発の要件を一体的に満たす推進方式として、宇宙産業の新たな標準となりつつあります。

使い方・例文

スペースXのスターシップに搭載されているラプターエンジンがメタンエンジンの代表例で、エンジンを何度も再使用できる設計により、低コストの宇宙輸送を目指しています。

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