マレーバクとは?
まれーばく
マレーバクとは、東南アジアのマレー半島やスマトラ島に生息する、白黒のコントラストが特徴的なバクの一種で、現存する最大のバクのことです。
マレーバク(学名:Tapirus indicus)は、バク科に属する大型の奇蹄目哺乳類で、マレー半島・スマトラ島・タイ南部などの熱帯雨林に生息します。体長は1.8〜2.5メートル、体重は250〜300キログラムに達し、現存する4種のバクの中で最大の種です。
マレーバクのもっとも目立つ特徴は、前半身と後肢が黒く、腰から尻にかけて白い独特の二色の体色です。これは一見目立つようですが、森の木漏れ日の中では輪郭を曖昧にする「カウンターシェーディング(撹乱色)」として機能し、天敵に気づかれにくくします。また、短い鼻がわずかに伸びた「小さな鼻先(柔軟な吻部)」を持ち、葉や果実をつかんで食べるのに使います。
マレーバクは単独性で夜行性の動物で、水辺を好み、水泳も得意です。草食性で、熱帯雨林の低木の葉・果実・水草などを食べます。
現在、マレーバクはIUCNレッドリストで絶滅危惧種(EN)に分類されています。主な絶滅リスクは以下の通りです。
- 熱帯雨林の伐採・農地開発(特にパーム油農園への転換)による生息地の消失
- 道路工事や開発に伴う生息域の分断
- 密猟・違法捕獲
日本国内でも複数の動物園で飼育されており、繁殖プログラムが進められています。
使い方・例文
「マレーバクは白と黒の体色が特徴的な東南アジアの大型動物で、熱帯雨林の破壊によって絶滅が危惧されている」のように、動物園や環境問題の文脈でよく紹介されます。
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