バクとは?
ばく
バクとは、熱帯アジアや中南米に生息する大型の草食哺乳類で、長く伸びた鼻が特徴的な動物です。
バク(獏)は、奇蹄目バク科に属する大型の草食哺乳類です。現生種はマレーバク・アメリカバク・ヤマバク・ベアードバクなど複数の種が知られており、東南アジアの熱帯雨林と中南米の森林地帯に分布しています。
バクの最も目立つ特徴は、上唇と鼻が融合して伸びた「小さな鼻」(吻部)です。この柔軟な鼻は象の鼻のように曲げることができ、葉や果実をつかんで口に運ぶために使われます。体長はおよそ1.8〜2.5メートル、体重は150〜300キログラム程度で、ずんぐりとした体型をしています。
バクの生態上の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 夜行性で、昼間は密林や水辺で休んでいることが多い
- 泳ぎが得意で、水辺の植物も好んで食べる
- 単独行動を好み、縄張り意識は比較的穏やか
- 妊娠期間は約13ヶ月と長く、通常一頭を出産する
- マレーバクは白黒のツートンカラーが特徴的
バクは現在、すべての種が絶滅危惧種または準絶滅危惧種に指定されています。生息地の熱帯雨林の伐採・農地開発による生息域の縮小や、密猟が主な脅威となっています。進化的に古い系統を持つ動物であり、「生きた化石」と称されることもあります。日本では夢を食べる伝説上の生き物「獏(バク)」として知られており、その姿が語源ともいわれています。
使い方・例文
動物園でバクを見かけると、象に似た短い鼻をくねくねと動かして餌を食べる様子が観察でき、その愛らしい外見から人気を集めています。
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