マヌルネコとは?
まぬるねこ
マヌルネコとは、中央アジアの草原・山岳地帯に生息する小型の野生ネコで、丸い瞳と極めて豊かな毛並みが特徴です。
マヌルネコ(学名:Otocolobus manul)は、ネコ科マヌルネコ属に分類される小型の野生ネコです。モンゴル・チベット高原・中央アジアの草原や岩場、半砂漠地帯に生息しており、標高4000〜5000メートルの高地でも確認されています。
体長は46〜65センチメートル程度で、一般的な飼いネコとほぼ同じ大きさですが、長く豊かな冬毛に覆われているため実際よりもはるかに大きく見えます。この厚い毛皮は極寒の環境に適応した防寒機能を持ちます。顔は幅広くつぶれたような独特の形状で、瞳が丸い点が他のネコ科動物と異なる特徴のひとつです(多くのネコ科は縦長の瞳を持つ)。
性格は臆病で警戒心が強く、岩の隙間やキツネ・マーモットの古巣などを隠れ家として利用します。主な獲物はネズミ・ナキウサギ・小鳥・昆虫など。単独で生活し、夜明けや薄暮に活動することが多い薄明薄暮性の動物です。
IUCNでは「軽度懸念(LC)」に分類されていますが、毛皮目的の密猟・生息地の劣化・家畜由来の感染症などが脅威となっており、保全状況のモニタリングが続けられています。その愛嬌ある外見からSNSで人気を集め、「世界で最も表情豊かなネコ」などと紹介されることもあります。
使い方・例文
マヌルネコが岩の上で威嚇したり驚いたりする際の豊かな表情は、動物写真の世界でも高い人気を誇ります。
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