マグネターとは?
まぐねたー
マグネターとは、極めて強力な磁場を持つ中性子星の一種で、宇宙で最も強い磁場を発生させる天体として知られています。
マグネター(magnetar)とは、通常の中性子星よりもはるかに強大な磁場(磁気双極子モーメント)を持つ中性子星の一種です。その磁場の強さは10の14乗〜15乗ガウス(テスラ換算で10の10乗〜11乗テスラ)にも達し、これは現在知られている宇宙の天体の中でも最も強い磁場とされています。地球の磁場(約0.5ガウス)と比較すると、10の14乗倍以上という桁違いの強さです。
マグネターは大質量星が超新星爆発を起こした後に誕生した中性子星が特定の条件下で形成されると考えられています。自転周期は数秒程度と通常のパルサーより遅く、磁場エネルギーを失いながら徐々に活動を弱めていきます。観測される主な現象として:
- 軟ガンマ線リピーター(SGR)— 繰り返し爆発的にガンマ線・X線を放出する天体
- 異常X線パルサー(AXP)— 通常より強いX線を放出し続けるパルサー
- 巨大フレア — 短時間に太陽の数十万年分に相当するエネルギーを放出する爆発現象
マグネターの磁場は星の地殻を歪ませ、「星震」(スターフレア)を引き起こすほどの力を持ちます。2004年には22万光年先のマグネターから放射されたフレアが地球の電離層に影響を与えたことが報告されています。発見・命名はアメリカの天体物理学者ロバート・ダンカンとクリストファー・トンプソンによるもので、1990年代に理論が確立されました。
使い方・例文
「マグネターが巨大フレアを起こすと、数万光年離れた地球でも電離層への影響が観測されることがあります」のように、天文ニュースや宇宙物理学の解説で登場します。
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