本文へスキップ

パルサーとは?

ぱるさー

パルサーとは、非常に短い周期で規則正しいパルス状の電波を放射する高速回転する中性子星のことです。

パルサー(Pulsar)は、「Pulsating Radio Source(脈動する電波源)」を縮めた言葉で、1967年にジョスリン・ベルとアンソニー・ヒューイッシュによって発見されました。その正体は超新星爆発の残骸として生まれた中性子星であり、強烈な磁場を持ちながら高速で自転しています。

中性子星は太陽の質量を超える物質が直径わずか数十キロメートルの球体に圧縮された極めて高密度の天体です。自転しながら磁軸方向に強い電磁波ビームを放射し、そのビームが地球の方向を定期的に向くたびにパルスとして検出されます。これはちょうど灯台のように見えることから「宇宙の灯台」とも呼ばれます。

パルサーにはいくつかの種類があります。

  • 通常のパルサー—自転周期が0.1〜数秒程度
  • ミリ秒パルサー—1秒間に数百回転するほどの超高速自転
  • マグネター—特に強い磁場を持つ中性子星で、X線やガンマ線を放射

パルサーの自転は非常に規則正しく、原子時計に匹敵する精度があります。そのため、連星系パルサーの観測から重力波の間接的な証拠が得られ、フルシュ&テイラーが1993年にノーベル物理学賞を受賞しました。現在では宇宙の物理法則の検証や重力波天文学の基礎ツールとしても活用されています。

使い方・例文

「かに星雲の中心にあるかに座パルサーは、超新星残骸の中に存在する典型的なパルサーとして天文学の教科書によく登場する。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語