ペンシルベニア亜紀とは?
ぺんしるべにああき
ペンシルベニア亜紀とは、古生代石炭紀の後半にあたる時代区分で、巨大な石炭の森が繁栄し昆虫や爬虫類が急速に多様化した時代です。
ペンシルベニア亜紀(Pennsylvanian subperiod)は、古生代の石炭紀を二分した際の後半部分で、約3億2300万年前から約2億9900万年前まで続きました。前半のミシシッピアン亜紀に続き、ペルム紀の直前に位置します。アメリカのペンシルベニア州に代表的な地層が露出していることから命名されました。
この時代の最大の特徴は巨大な石炭の森の広がりです。高さ30メートルを超えるリンボク(鱗木)やカラミテスなどの木性シダ植物が熱帯低地を覆い、それらの遺骸が堆積して後の時代に石炭となりました。現在採掘される石炭の多くがこの時代に由来します。
大気中の酸素濃度が現代より高かったことが知られており、これが巨大生物の繁栄を可能にしたと考えられています。代表的な例として:
- メガネウラ(翼開長70センチを超える巨大トンボの仲間)
- アースロプレウラ(体長2メートルを超える巨大ムカデの仲間)
- 初期の爬虫類(有羊膜類の多様化)
爬虫類の登場により、陸上への本格的な進出が完成した時代でもあります。気候は全体的に温暖・湿潤でしたが、後期に向けて乾燥化が進み生態系の変化をもたらしました。
使い方・例文
「ペンシルベニア亜紀に堆積した植物の遺骸は石炭となり、現在も燃料として利用されている石炭の主要な供給源の一つです。」
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