ハナムグリとは?
はなむぐり
ハナムグリとは、日本全国に分布するコガネムシ科の甲虫で、花に集まって花粉や蜜を食べる習性を持ち、緑色に金属光沢を帯びた美しい外見が特徴です。
ハナムグリ(花潜り)は、コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する甲虫の総称、あるいは特にCetonia pilifera(ニホンハナムグリ)を指す名称です。日本では「ハナムグリ」と呼ばれる種のほか、シロテンハナムグリやコアオハナムグリなど複数の近縁種が各地に生息しています。
成虫は体長15〜22mm程度で、緑色の金属光沢を持つものが多く、背面には白い小さな斑点が散在します。翅鞘(しょうちゅう)を閉じたまま後翅を横から出して飛ぶことができ、この飛び方はコガネムシ科の中でも独特な特徴です。「ハナムグリ」という名は、花の中に潜り込んで蜜や花粉を食べる様子に由来します。
生態的な特徴は以下の通りです。
- 成虫は春から夏にかけてバラ・ノイバラ・ウツギなどの花に集まります。
- 幼虫は腐葉土や堆肥の中で育ち、有機物の分解を助ける役割を担います。
- 幼虫期は背中を下にして移動するという珍しい行動が観察されます。
- 天敵はカラスやモグラなどの小動物です。
農業害虫として知られるコガネムシと同じ科ですが、ハナムグリの幼虫は主に腐植質を食べるため、農作物への被害は比較的軽微です。花の訪問昆虫として受粉にも一定の役割を果たしています。
使い方・例文
春から初夏にかけて庭や公園でバラや梅の花に潜り込む緑色の光沢のある甲虫を見かけた場合、ハナムグリ類である可能性が高いです。
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