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ドブネズミとは?

どぶねずみ

世界中に分布するネズミ科の齧歯類で、人間の生活圏に広く適応した大型のネズミであり、害獣としての側面がある一方で実験動物としても広く利用されています。

ドブネズミ(溝鼠、学名:Rattus norvegicus)は、齧歯目ネズミ科クマネズミ属に属する哺乳類で、体長は頭胴長で約22〜26センチメートル、尾長を加えると40センメートルを超えるものもあります。もともと中央アジア・中国北部が原産とされますが、船舶による交易を通じて世界中に広まり、現在は南極大陸を除くほぼすべての大陸に生息しています。

日本では下水道・港湾・台所・ゴミ置き場など水気のある環境を好むことから「ドブネズミ」と呼ばれます。特徴は以下のとおりです。

  • クマネズミ(屋根裏を好む)に比べて体が大きくずんぐりしている
  • 耳が小さく、尾が体長より短い傾向がある
  • 泳ぎが得意で下水道内でも活動できる
  • 雑食性で食物の種類を選ばず、食料・電線・配管なども齧る

害獣として食料汚染・建物への損傷・病原体(レプトスピラ症・ハンタウイルスなど)の媒介といった問題を引き起こす一方、医学・薬学・生物学の分野では「ラット(Rat)」として実験動物に広く利用されています。白化させて選別育種したアルビノ系統(ウィスター系・スプラーグドーリー系など)が標準的な実験動物として世界中の研究室で用いられており、多くの医薬品の安全性試験や基礎研究で不可欠な存在となっています。

使い方・例文

医薬品の臨床試験前に行われる動物実験では、ドブネズミを品種改良した「ラット」が投薬試験や毒性試験の対象として広く使われています。都市部の下水道や飲食店の裏口付近で目撃されることも多い身近な動物です。

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