デジタル翻刻とは?
でじたるほんこく
デジタル翻刻とは、古文書・古典籍などの手書き文字をデジタル技術を活用して現代の文字に読み替え、テキストデータ化する作業のことです。
デジタル翻刻(でじたるほんこく)とは、古文書・古典籍・古記録などに書かれた旧字体・変体仮名・草書体などの手書き文字を、デジタル環境上で現代の文字に読み替えてテキストデータとして記録・公開する作業・手法のことです。伝統的な「翻刻(写し起こし)」作業をデジタル技術と組み合わせて行うものを指します。
古文書は専門的な知識がなければ読み解くことが困難です。翻刻によってテキストデータ化することで、検索・分析・翻訳・再利用が可能になり、歴史研究や文化財の普及に大きく貢献します。デジタル化することで、原本に触れずに資料を利用できるため保存にも寄与します。
デジタル翻刻の主な方法と特徴は次のとおりです:
- 手動翻刻:専門家や市民ボランティアが一文字ずつ読み起こす
- クラウドソーシング:不特定多数の参加者がオンラインで共同翻刻する(例:みんなで翻刻)
- AI・OCR支援:くずし字認識AIを用いて自動変換し、人間が確認・修正する
近年は深層学習を用いたくずし字OCR技術が急速に進歩しており、国立国文学研究資料館などが提供するツールを利用した大規模なデジタル翻刻プロジェクトが進められています。古文書を読み解く「くずし字」の習得は専門家でも時間を要しますが、AIと市民参加の組み合わせにより、膨大な歴史資料の解読・公開が現実的になりつつあります。
使い方・例文
江戸時代の古文書をスキャンした画像をオンラインプラットフォームに掲載し、歴史に興味のある市民が自宅からくずし字を読み起こしてテキストを入力する、というクラウドソーシング型のデジタル翻刻プロジェクトが各地で実施されています。
この用語をシェア
最終更新: