コノテーションとは?
このてーしょん
コノテーションとは、ある言葉が辞書的な意味(デノテーション)を超えて持つ連想・感情的・文化的な含意のことです。
コノテーション(connotation)とは、言葉や記号が持つ付随的な意味や連想、感情的・文化的なニュアンスのことを指します。辞書に載っている字義どおりの意味であるデノテーション(denotation)と対比して用いられる概念です。
たとえば「家」と「ホーム」はどちらも住む場所を意味しますが、「ホーム」には「温かさ」「安心感」「家族」といったコノテーションが付随しやすい傾向があります。同じ対象を指す言葉でも、選ぶ単語によって受け手に与える印象は大きく変わります。
コノテーションが重要な場面としては次のようなものがあります。
- 広告・マーケティング:商品名やキャッチコピーに好ましいコノテーションを持つ言葉を選ぶ
- 政治・報道:同じ事象でも「テロリスト」と「活動家」では読者の印象が異なる
- 文学・詩:言葉の多層的な意味を意図的に活用して表現の奥行きを出す
- 翻訳:元の言語のコノテーションを別言語に移す難しさが生じる
コノテーションは時代・文化・地域によって変化することがあります。ある集団では肯定的な連想を持つ言葉が、別の集団では否定的に受け取られることもあります。言語学・記号論・修辞学などの分野で広く研究されており、コミュニケーションを精度高く行うために欠かせない概念です。
使い方・例文
「痩せている」と「スリムな」はほぼ同じ意味ですが、後者にはポジティブなコノテーションがあるため、ファッション広告では好んで使われます。
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