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デノテーションとは?

でのてーしょん

デノテーションとは、語や記号が持つ辞書的・字義的な意味のことで、コノテーション(含意・感情的意味)と対比して用いられる言語学・記号論の用語です。

デノテーション(denotation)は、語や記号がそれ自体として直接指し示す対象や概念のことです。辞書に載っている基本的・中立的な意味と考えるとわかりやすく、言語学記号論哲学の分野で広く用いられる概念です。

デノテーションはコノテーション(connotation)と対比されます。コノテーションが語に付随する感情的・文化的・主観的な意味合いを指すのに対し、デノテーションはその語が客観的に指す事物や概念そのものを意味します。

たとえば「蛇」という語のデノテーションは爬虫類の一種を指す生物学的な意味ですが、コノテーションとしては「危険」「狡猾」「邪悪」といった文化的なイメージが伴う場合があります。このようにひとつの語がデノテーションとコノテーションの両方の層を持つことで、言語表現は多様な意味を生み出せます。

記号論の文脈では、ロラン・バルトが「神話作用」の概念においてデノテーションを一次的意味、コノテーションを二次的意味として区別し、メディアや文化的テキストの分析に応用しました。広告・文学・映像分析においても、意図された意味と付随的意味を切り分けて読み解くための重要な概念として使われています。

使い方・例文

「家」のデノテーションは「人が生活するための建物」という辞書的意味ですが、「温もり」や「家族」などの感情的な含意はコノテーションにあたります。

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