記号論とは?
きごうろん
記号論とは、言語・身振り・映像など「記号」の構造と意味の仕組みを研究する学問で、コミュニケーションや文化の分析に広く応用されます。
記号論(きごうろん)とは、記号(サイン)の性質・機能・意味生成のプロセスを探究する学問分野です。言語学・哲学・文化研究・メディア論などにまたがる領域横断的な学問で、英語では「semiotics(セミオティクス)」または「semiology(セミオロジー)」と呼ばれます。
記号論の基礎を築いた人物として、二つの流れがあります。スイスの言語学者フェルディナン・ド・ソシュールは、記号を「シニフィアン(記号表現:音や形)」と「シニフィエ(記号内容:意味・概念)」の結合体として分析し、両者の関係は恣意的(任意的)であると論じました。一方、アメリカのチャールズ・サンダース・パースは記号を「アイコン・インデックス・シンボル」の三種類に分類する体系を提唱しました。
記号論が対象とするのは言語だけではありません。
- ファッションや服装が伝える社会的メッセージ
- 広告・映画における映像の意味構造
- 交通標識や絵文字などの視覚的記号
- 儀式・習慣・食文化に潜む文化的意味
使い方・例文
赤いバラが「愛」を、鳩が「平和」を象徴するように、ある物体や色彩が特定の意味を帯びる仕組みを説明するときに記号論の概念が登場します。
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