古文書とは?
こもんじょ
古文書とは、過去に作成された文字資料のうち、歴史的・学術的な価値をもつ手書きの文書や記録類の総称で、日本史研究の一次資料として欠かせない存在です。
古文書(こもんじょ)とは、過去に実際の行政・社会・経済活動の中で作成・使用された手書きの文書・記録の総称です。印刷された「古典籍(古書)」と区別して用いられる語で、日本では奈良時代以降に作成された公文書・私文書のうち歴史研究の一次資料となるものを指すのが一般的です。
古文書の種類は多岐にわたります。
- 公文書:律令政府・荘園領主・武家政権・江戸幕府などが発給した命令書・証明書(詔勅・御教書・朱印状・黒印状など)
- 私文書:売買契約書・借用証文・寄進状・遺言状・書状(手紙)など
- 記録類:日記・帳簿・過去帳・宗門改帳など
古文書学(文書学)は、これらの文書の書式・様式・花押・印章・材質などを分析することで、文書の真贋・年代・発給者・受給者・目的を解明する学問分野です。くずし字と呼ばれる草書体で書かれていることが多く、判読には専門的な訓練が必要です。
近年はデジタルアーカイブ化が進み、国立公文書館・各都道府県公文書館・国文学研究資料館などがオンラインで画像公開を行うほか、AIによるくずし字自動解読の研究も活発化しています。地域の歴史を掘り起こす「古文書解読ボランティア」活動も各地で行われています。
使い方・例文
地域の郷土史研究会が寺社や旧家から発見された江戸時代の土地売買証文を解読する場面や、博物館の展示で「○○古文書(重要文化財)」として公開されている手書きの巻物・冊子として登場します。
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