朱印状とは?
しゅいんじょう
朱印状とは、戦国・江戸時代の武将や将軍が朱色の印章を押して発給した公式文書のことです。
朱印状(しゅいんじょう)とは、戦国時代から江戸時代にかけて、大名・将軍・幕府などが朱色の印(朱印)を捺して発行した公式の命令書・許可状のことです。朱印とは朱肉を用いた印章のことで、権力者の意思を公証する手段として用いられました。
朱印状の代表的な用途には以下のものがあります。
- 領地宛行状:武将が家臣に対して所領の支配権を認める文書。
- 朱印船免許状:江戸幕府が商人に対して東南アジアとの貿易を許可した文書(朱印船貿易)。
- 寺社への保護・免除状:寺社の権益・免税などを認める文書。
豊臣秀吉や徳川家康が発給した朱印状は特に著名で、朱印船貿易に関する免許状は17世紀初頭の日本と東南アジアの交易を象徴する史料です。江戸幕府は1635年(寛永12年)に朱印船貿易を停止し、鎖国政策へ移行しましたが、それ以前の朱印状は日本の対外交流史における一次資料として高く評価されています。古文書学では、朱印の形状・花押・書式から発給者や時期を鑑定する研究が行われています。
使い方・例文
江戸時代初期、商人が幕府から朱印状を得ることで東南アジアへの渡航と貿易が公式に認められ、朱印船として各地に航行しました。
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